EURO延期…航空券代や宿泊費は返金される?個人手配旅行のキャンセル手続き状況まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大によって来年に延期となったEURO2020年大会。
僕も現地観戦へ行く予定だったので非常に残念です…。そんな状況の中、今気になっているのは旅行費用のキャンセル代。
試合のチケットだけでなく、航空券や宿も既に手配済みであったため各社のキャンセル対応を調べて手続きしています。
みなさんの中にはEURO観戦でなくても、GWやお盆休みに海外旅行を予定していた方で、キャンセル手続きがなかなか進まずに不安な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、個人手配した航空券や宿の各社キャンセル対応状況や、実際に何日で返金されるのかといった僕の場合の現状を一例としてご報告したいと思います。
個人手配したEURO観戦旅行。旅費は全額返金されるのか?
2020年6月〜7月にかけて行われるユーロ観戦旅行のために、僕が個人手配していたものはこちら。
- EURO2020観戦チケット
- 日本-欧州間往復航空券(特典航空券&有償航空券)
- 宿(Airbnb)
- LCC航空券
全て別々で手配しているので、大会が延期になったからといって自動的にキャンセルされる訳はなく、航空券や宿は自分で手続きしなければなりません。
今回の記事では、これらに支払った費用が返金されるのかといったことを書いていこうと思います。
EURO2020観戦チケット
- 来年大会でもチケットは有効
- 返金手続きも可能(2020年5月〜)
まず、来年に延期となったユーロのチケットは来年大会でも有効です。
もし返金を希望する場合は、全額払い戻しを申請することもできます。
EURO2020のチケット購入者に以下の内容で連絡が来ました。
— FootyTix - 海外サッカーチケット攻略ブログ (@FootyTix_by_GM) 2020年4月16日
・既に発表された通り、購入済みチケットは来年大会でも有効
・参加できない場合は、全試合または一部試合のチケットを返金することが可能
・払い戻し手続きは5月上旬頃から可能になる予定
【参考】公式サイトFAQ⬇️https://t.co/Hra0r3QqZw pic.twitter.com/MT4FdMMte8
払い戻し手続きについては、2020年5月から公式サイト上で受付予定。
チケットをお持ちの方は、UEFAからの案内をもうしばらく待つことになります。
僕の場合は今のところ来年大会に参加する予定なので、観戦チケットは返金せずそのまま保有するつもりです。
日本-欧州間往復航空券
- ANA特典航空券→5月31日搭乗便まで全額返金
- サプライスで予約したアエロフロート航空券
→キャンセルサポート保険で全額補償
ANA特典航空券は全額返金可
僕の場合は、幸いANAマイルを使って特典航空券を発券していたので、少なくとも手数料分3000マイルを除けば欧州往復分のマイルと諸税・燃油サーチャージ代は全て戻ってきます。
また、現在ANAは5月31日までに搭乗予定の有償航空券・特典航空券共に手数料無料で返金対応中(4月21日時点)。
この対象期間が延長されれば、手数料3000マイルも掛からないかもしれません。
今は新型コロナウイルスの影響により問い合わせが殺到していて、ANAの電話窓口は大変混雑しています。
出発72時間前の急ぎの方以外はGW明けまで待つように公式HPに記載されているので、僕は来月頃まで様子をみてからキャンセル連絡をするつもりです。
電話窓口がなかなか繋がらないと通話料が非常に高くなってしまいますが、 Skypeを使えば無料で電話を掛けることができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
www.footballtickets-by-gakuseimiler.com
返金不可の欧州往復航空券は?サプライスのキャンセルサポート保険を利用
一方で、通常の返金不可の航空券を買っていた場合はどうなるのでしょうか?
今回一緒に行く予定だった友人は、H.I.Sが運営する格安航空券販売サイト「サプライス」でアエロフロート航空のチケットを手配していました。
こちらは入国制限により航空会社から返金してもらうことも可能でしたが、返金されるまでに半年以上掛かる可能性があるとのことでした。そこで、予約時にキャンセルサポート保険に加入していたので問い合わせたところ、保険会社の方で早めに全額補償してもらうことができそうです。
多くの保険会社や一部航空会社の規定では、渡航先が入国制限措置をとっている場合に返金または補償対象としています。
【参考】→外務省 海外安全ホームページ|新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)
ご自身の渡航先が当てはまる場合は、早めに航空会社や旅行会社に問い合わせておきましょう。
キャンセルサポートでキャンセル料を全額補償してもらうことができました。料金も書類を返送してから約1週間ほどで振り込まれました。
宿(Airbnb)
- キャンセル無料プランは2〜3日で返金
- 返金不可プランも5月31日までの宿泊分はキャンセル料無料
大手民泊サイト「Airbnb」では、キャンセル無料プランであればオンラインですぐに返金手続きできます。
僕もEURO観戦旅行の宿は全てAirbnbで予約していたため、大会延期決定後すぐにキャンセル手続きをしました。返金対応も早く、予定通り2〜3日程度で口座に振り込まれました。
また、返金不可プランであっても、以下の条件を満たす予約は全て全額返金対応中です。
- 2020年3月14日以前に予約確定
- 2020年3月14日から2020年5月31日までにチェックイン予定
僕の場合は、旅行初日だけキャンセル料のかかるプランだったため、それだけはキャンセルせずに対象期間が伸びるのを待っているところです。
キャンセル無料対応の対象期間が延長されたので、全額払い戻し申請を行いました。
渡航先で入国制限が出ている内容が分かる外務省HPのスクリーンショットを貼って申請したところ、当日中に承認されて翌日には口座にも払い戻しされました。返金対応は迅速で非常に満足です。
LCC航空券
- 原則返金不可
- 欠航になれば全額返金
- 手数料無料で別便変更可能な場合も
そして、最も苦労しているのがLCCの航空券。
僕は試合開催都市を移動するために、3つのLCC航空会社の航空券を手配していました。
- airBaltic(エア・バルティック航空)
- eurowings(ユーロウィングス航空)
- Norwegian(ノルヴェジアン航空)
LCCに関しては返金不可の場合がほとんどなので、①飛行機が欠航になった場合と②運行予定の便をキャンセルしたい場合の2パターンが考えられます。
① 飛行機が欠航になった場合
新型コロナウイルスの影響による減便で予定していた飛行機が欠航になれば、航空会社が全額返金といった特別対応をとってくれるはず。
実際に、僕が手配していたエア・バルティック航空の便は既に欠航が決定し、全額返金または料金+α分のバウチャーを選択するオプションが提示されました。
もちろん次回利用するか不透明なため、全額返金の手続きを申請。しかし、昨今の状況から対応に追われているせいか、2週間以上経った今も代金は振り込まれていません。
②運行予定の便をキャンセルしたい場合
そして、僕が予約している残り二つの欧州LCCの飛行機は、今のところ通常通り運行予定のようです。
基本的にLCCの場合、飛行機が飛ぶのなら航空券代が返ってくることありません。
とりあえず今は2ヶ月以上も先の便なので、欠航になってくれないかなあと待っています。
最悪欠航にならなかった場合は、各航空会社とも手数料無料で別便に変更可能な対応をとっているので、来年の旅程に変更することになりそうです。
まとめ
今回は、延期となったEURO観戦旅行のキャンセル手続きについて、自分の現状をまとめてみました。
- EURO2020観戦チケット
→来年も有効 - 日本-欧州間往復航空券
→ANA特典航空券:全額返金予定
→サプライス:保険会社により全額補償予定 - 宿(Airbnb)
→キャンセル無料プラン:返金済
→返金不可プラン:キャンセル無料対象期間の延長待ち - LCC航空券
→欠航待ちor別便に変更
とりあえず1万円程度のLCCの航空券以外は返金されそうなので安心しました。
ただ、航空会社によってはキャンセルできても返金されるまで数ヶ月掛かる場合もあるようです。
各社とも新型コロナウイルス特別対応として返金対応を行っており、今は対象期間となっていない場合でもしばらく待てばキャンセルできるようになる可能性も十分あります。
まずは公式サイトのお知らせを確認して、各社の対応をチェックしましょう。
そして、今回の件で本当に思い知ったのは、旅行はキャンセル時のリスクを考えておくべきだということです。
3月の旅行でも、節約のためにキャンセル不可のホテルをとってて数万円無駄にしてしまいました…。当たり前のことですけど、旅行に限らず特にこれからはキャンセル時のリスクを考えておかなければならないですね。