【マンチェスター・U現地観戦ガイド】オールド・トラフォードの座席・行き方・スタジアムツアー等について解説!
今回は、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地「オールド・トラフォード」への行き方や座席表など、現地観戦に役立つスタジアム情報を紹介します!
ここでは、2020年にマンチェスターダービー、2019年3月にCLのPSG戦、2015年に対リバプール戦観戦&スタジアムツアーに参加した経験と、公式サイトによる最新情報をもとにお伝えします。
オールド・トラフォードについて
ホームチーム:マンチェスター・ユナイテッド
所在地:イングランド、マンチェスター
設立:1910年
収容人数:74994人
プレミアリーグ最大のスタジアムであり、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地「オールド・ドラフォード」
「夢の劇場(シアター・オブ・ドリームス)」とも呼ばれるこのスタジアムは、その名の通り、多くのプロフットボーラーがいつかピッチに立つことを夢見る舞台です。少し前までは76000人以上収容していましたが、現在は74994人となっているようです。
メインスタンド部分のガラス張りな感じと、上部の独特なアーチやレンガ調の壁など、スタジアムの外観もめちゃくちゃカッコイイ!
建物自体も100年以上前に建設されたものなので、歴史的な魅力も感じられます。アンフィールドなどと同様に現在でも液晶スクリーンがないスタジアムで、時刻とスコアのみが表示された電光掲示板だけが設置されています。
スタジアムの正面に立っている3人の銅像は、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである、ボビー・チャールトン、デニス・ロー、ジョージ・ベスト。
また、ミュンヘンの悲劇を悼み、航空機墜落事故から時が止まったままの時計「ミュンヘン・メモリアル・クロック」や、バックスタンド側に立つサー・アレックス・ファーガソンの像など、ユナイテッドを象徴するものが詰まったスタジアムです。
座席表
オールド・トラフォードの座席表はこちら。
メインスタンドとバックスタンドには、それぞれクラブのレジェンドの名が付けられています。
<https://www.manutd.com/en/tickets-and-hospitality/match-ticketsより>
- SIR BOBBY CHARLTON STAND:メインスタンド
- SIR ALEX FERGUSON STAND:バックスタンド
- EAST STAND:ゴール裏東側スタンド
- STRETFORD END:ゴール裏西側スタンド
座席別チケット料金
19-20シーズンの各エリア別チケット料金は以下の通り。 (£1 = 135円:2020年3月21日現在)
エリア | 大人(21-64才) | 16才未満 | 16-17才 | 18-20才 | 65才以上 |
---|---|---|---|---|---|
A(赤) | £58 | £13 | £28 | £45.50 | £28 |
B(銀) | £55 | £13 | £28 | £43.25 | £28 |
C(青) | £52 | £13 | £28 | £41 | £28 |
D(緑) | £50 | £13 | £28 | £39.50 | £28 |
E(橙) | £46 | £13 | £27 | £36.50 | £27 |
F(黄) | £45 | £13 | £26.50 | £35.75 | £26.50 |
G(黒) | £43 | £13 | £25.50 | £34.25 | £25.50 |
H(ピンク) | £42 | £13 | £25 | £33.50 | £25 |
I(紫) | £36 | £13 | £22 | £29 | £22 |
対戦相手が人気チームであるほどチケット代を高く設定している他の多くのクラブとは異なり、リーグ戦に関しては対戦相手に依らず一律この料金でチケットを販売しています。自らが国内最人気クラブであるという自負の表れなのかもしれません。
最高値の席でも£58(約7800円)とそれほど高くなく、スペインやロンドンのクラブと比べればかなりリーズナブルですよね。
おすすめの座席・スタンドは?
ここで、スタジアムのスタンドや座席について少し解説。
観戦するのにおすすめなのは、やはりメインスタンドかバックスタンドでしょう!実際に現地で観戦した経験を元にスタンド別に紹介していきます。
バックスタンド(SIR ALEX FERGUSON STAND)
こちらはマンチェスターダービーをバックスタンド中央4列目で観戦したときの写真です。
やはりロングサイド中央の席はどちらの攻撃時も見やすいのでおすすめ。個人的には選手との距離が近くて最高でしたが、これ以上前方の席だと逆に見辛いと感じる方もいるかもしれません。
ちなみに、この試合ではユナイテッドが2-0で勝利し、10年ぶりにシティにシーズンダブルを達成しました。この席からダービー勝利を決めたダメ押し弾のゴールシーンを撮影した動画も下のツイートからご覧になれます。
マンチェスターダービー勝利を決定づけたマクトミネイの後半ロスタイム弾⚽
— FootyTix - 海外サッカーチケット攻略ブログ (@FootyTix_by_GM) 2020年3月9日
バックスタンドから目の前で撮影できました!
ボールがゴールに吸い込まれていく瞬間、そして大歓声に包まれたスタジアムの雰囲気が何度見返しても堪らない…観に来れて本当によかった。#MUNMCI #ManchesterDerby #MUFC pic.twitter.com/5eZ2adyYsG
2015年にリバプール戦を観戦したときはバックスタンド3階席でした。ここからだとピッチ全体はよく見えるものの、上の方の列であったため少し屋根が視界に入ってしまいました。
値段はロングサイド1階と同じエリアCなので、抽選販売に申し込む際などはどちらの席が当たるかは運次第です。
メインスタンド(SIR BOBBY CHARLTON STAND)
上の写真は、エリアAにあたるメインスタンド2段目から観戦したときの見え方。
試合も見やすいですし試合前に整列したときの写真も取りやすいのでおすすめですが、当然人気エリアであるためタイミングよくなければ簡単には買えません。
バックスタンドと比べると周りの観客も熟年のシーズンチケットホルダーが多く占めている感じがあり、CL観戦したときは非常にピリピリとした重々しい雰囲気が感じられました。
メインスタンド下層中央には選手たちが座る各ベンチが配置され、観客席にまで完全に入り込んでいます。
ユナイテッドがピッチを向いて右側に当たる東側、アウェイチームは西側のベンチに座ります。試合中の映像でも帰り際に選手たちが周りに座るサポーターと握手しながら出ていくシーンをよく見ますよね。
座席表を見るとメインスタンド上層に白く塗り潰されたエリアがありますが、こちらはクラブのレジェンドや関係者が観戦するエリアであるため一般では購入不可。
シートも高級感のある革張りになっていて、専用シートとなっている席にはしっかりとOBやその家族の方々の名前が刻まれています。
ストレトフォード・エンド(ホーム側ゴール裏)
ストレトフォード・エンドには熱狂的なユナイテッドのゴール裏サポーターが集まり、試合中は彼らが中心となってチャントを歌いチームを後押ししてくれます。
試合開始時に選手たちが入場するトンネルも、メインスタンドとストレトフォード・エンドの間のコーナーにあります。
アウェイ側エリア
アウェイサポーターは、反対の東側ゴール裏とメインスタンドのコーナー(上写真の白く囲ったエリア、座席表の斜線部分)に配置。
東側寄りのメインスタンドで観戦すると結構アウェイサポーターの声も耳に入ってきてしまうので、ユナイテッド寄りで応援したい場合は西側のストレトフォード・エンドに近いエリアで観戦すると良いでしょう。
チケットの買い方
マンチェスター・ユナイテッドのチケットは公式サイトから買うことができます。
実際にユナイテッドホームの試合では、CLのPSG戦やマンチェスターダービー、ナショナルダービーとも呼ばれるリバプール戦のチケットでさえ、正規ルートである公式サイトで手に入れることができました。
詳しいチケット購入方法は、以下の記事を参考にしてください。
www.footballtickets-by-gakuseimiler.com
スタジアムへのアクセス
市内からオールド・トラフォードまでは、マンチェスター市内を走る路面電車「メトロリンク」に乗って向かいます。
最寄駅であるその名も「Old Trafford駅」を降りて5分ほど歩けば到着です。一本道なので迷うことはないでしょう。他にもThe Trafford Bar駅、Exchange Quay駅、Salford Quays駅からでも徒歩約15分で着きます。
ピカデリー駅など市内中心部からスタジアムを往復する場合は、一日乗り放題切符「Zone1+2 1-day Travelcard」チケットを購入します。往復切符は存在しないのですが一日券は片道2回分より安いですし、帰りは混雑するのでこちらを購入しておくとお得で便利です。
マンチェスターのメトロリンクのチケットの買い方・乗車方法などについては、また別の記事でまとめる予定です。
オフィシャルショップ
オールド・トラフォードにはメインスタンド下に巨大なメガストアがあります。
中に入ると選手のネームと背番号がプリントアウトされたユニフォームがズラリ!ここに来ればユナイテッドのグッズはなんでも手に入ります。試合前や試合後はもちろん試合がない日も毎日9:30〜18:00まで営業。
世界各国から大量に観光客がやってくるため試合前は混雑しますが、レジカウンターの数が多いためキックオフ1時間前くらいならスムーズに購入できます。
スタジアムツアー
(公式サイト)Museum & Stadium Tours at Old Trafford | Manchester United
・2019-20シーズン
料金:大人25ポンド(メンバーシップ保有者は半額の12.5ポンド)、子供15ポンド
開場時間:月曜〜土曜 9:30 - 17:00、日曜 10:00 - 16:00
所要時間:約80分
ツアーはガイドの方とグループで周る形式で、ピッチはもちろん普段は見ることのできないドレッシングルームの中やプレスルームなどにも入ることができてとても面白いです!
数年前に僕も体験しましたが、ユナイテッドが誇るタイトルの数々や歴史あるスタジアムの内部が観られて感動したのを今でも覚えています。
スタジアムでの出待ち情報
最後に、スタジアムでの出待ち情報について。
ユナイテッドは試合後と試合前日にホテルに向かうバスに乗るときに選手たちがファンサービスを行うことがあります。
いずれもスタジアムの外のストレトフォード・エンドとメインスタンドの間の角あたりで出待ちすることができます。
ダービーを観戦した日もマグワイアからサインをもらうことができました。今回は試合前日は訪れませんでしたが、3年前に行ったときはラッシュフォードやマタ、リンガードに会えたこともあります。
ユナイテッドの選手たちはファンに温かく結構ファンサービスしてくれるので、落ち着いて現地のサポーター達と一緒に自分のところに来てくれるのを待つようにしましょう!
まとめ
今回は、マンチェスター・ユナイテッドの現地観戦ガイドとして、本拠地「オールド・トラフォード 」について紹介しました。
”夢の劇場”とも呼ばれる歴史あるスタジアムは、ユナイテッドファンでなくてもサッカー好きなら是非とも訪れてみたい場所でしょう。
現地観戦する際は、今回紹介したスタジアムへの行き方やチケットを買う際の座席の選び方などもぜひ参考にしてみてください!
ユナイテッドのチケット購入方法についてはこちらの記事で↓